絵本原画制作、終了。
描き終わりました、絵本原画。
原画のデータを編集者の方に送って、チェックして頂いている最中ですので、
修正が生じることもありますが、とりあえず制作は、ほぼ終わりとなりました。
描き終わると、いつもちょっと寂しい感じがします。
絵を描いている最中は、物語の中で遊ばせてもらっている感じがあって、そこからサヨナラをする気持になるような。
出版は秋ごろの予定です。
でも次は、大好きな民話の仕事に取りかかれる! 今度もハンガリー民話です。
スロバキア民話も、いいのがあったら、ぜひやりたいなあ。
候補はあるけれど、企画が通るかどうかは、まだわかりません。
創作絵本より、色々気を付けることがあって、苦労が多いのですが、なんだかやめられない。
民話が採集された地域をしらべ、そこの土地の民族衣装や建築物の資料を探したりなど、押さえておくべき大事なポイントがあります。
でもそうやって調べて、民話の背景を知っていくことが、とても楽しいのです。
ラフスケッチが一段落したら、また図書館で新たな民話探しをしたいなと思います。
しばらく図書館に行っていないので、本に囲まれた空間に、身を置きたいな。
古い本の匂いが、また良いのです。
絵を描いているうちにどんどん季節は変わり、外は花が咲いていて、淡いパステルカラーの風景が広がっています。
白い花がいっぱい咲いていて、ほんときれい。 たぶん日本語でいえば、杏子の花の類だと思われます。
つぼみの絵を描きたかったので、小さい枝を失敬してしまったのですが、部屋の中が暖かいため、あっという間に花が咲いてしまいました。